アメリカの歴史 自動車業界 ビッグスリー「破綻論」噴出

ビッグスリー「破綻論」噴出

　共和党を中心に「競争力回復の見込みがないままの公金投入は不健全」と
　公的支援に反対意見が根強く、米メディアでは「公的支援でも再生は無理」
　「1から出直しを」との意見も多い。

　著名投資家のウィリアム・アックマン氏は「破綻という言葉がおどろおどろ
　しいだけ。単なる手続きだ」と指摘。ＮＹタイムズ紙も「破綻はそんなに
　悪い？」との見出しで、米連邦破産法11条申請の可能性を分析した記事を
　掲載。破綻による新会社化で債務を圧縮でき、経営が身軽になるほか、労組
　との医療保険などの協約見直しなどで大幅なコスト削減が期待できると主張。

　米WSJ紙は、「政府が救済に動いても、米国民が望まない車を製造している
　という根本的な問題の解決にはつながらない」と指摘した。

　一方、現在の経済・雇用情勢を考えれば、大量失業を伴う破綻は最悪のタイ
　ミングであり、「単なる延命措置」にも意義を認める専門家は多いという。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2008111502000117.html
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/081115-3.html

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